まだ日本人が知らない本当の小麦のおいしさをつくる

こだわりのパン作りを追求されるベーカリーシェフの皆様に向け、私たちの新しい製粉工場の魅力を最大限に活かした、業界初の新サービス・新製品をご紹介いたします。

シングルオリジン　×　クラフト小麦粉　×　フレッシュミル

これはただの小麦粉ではありません。単一農家さんが栽培した単一品種の小麦を100%使用し、その小麦の魅力を最大限に引き出します。ベーカリスタの石臼製粉機による超低速製粉で、小麦本来の風味を逃がさず、丁寧に製粉しました。そして、この貴重な小麦粉を製粉後直ちに、挽きたての状態で出荷します。これが、ベーカリスタの「フレッシュミル」です。

この「挽きたて便」を通じて、毎週必要な分だけ、直接お手元にお届けします。製粉されたばかりの、新鮮な風味豊かな小麦粉で、お客様のパン作りを特別なものへと変えていく。それが、ベーカリスタの願いです。

１軒のベーカリーと、１軒の生産者をつなげる。

この取り組みにご協力いただいた最初の生産者さんは、北海道長沼町にて春よ恋小麦を栽培されている坂下農園の坂下さんです。地元で親しまれている道の駅「マオイの丘公園」にて直売所を運営するなど、地域に密着した活動を展開されているアクティブな農家さん。ベーカリスタの新しい取り組みにも一番最初に協力の手をあげてくださいました。

長沼町は近年素敵なベーカリーが次々にオープンしている地域。自分の作った春よ恋小麦を地元のベーカリーで使ってもらえたらいいな。そんな想いを持っていらっしゃった坂下さん。ベーカリスタの製粉工場が産地とベーカリーをつなぎます。

坂下さんの小麦を製粉するのは、ベーカリスタ製粉工場の国産石臼です。石には国産の御影石（花崗岩）と男鹿石（安山岩）を使い分け、麦の性質に合わせて調整しつつ、１時間に約２kgの超低速製粉により、熱を発生させずに小麦の風味を最大限に引き出し製粉します。１台１台１ロットごとに職人の感覚と、蓄積したデータによる最適化で、ベストな製粉を行っています。

ご提供する小麦粉は、全粒粉と強力粉（粉の色は茶色・ふすま付き）の２種類をご用意しております。製粉時に出るフスマも一緒にお送りします。

製品と一緒にお送りするフスマ。ベーカリスタでは製粉する前に小麦の表皮を削り取り（ピーリング）汚れや雑菌を減らし、表皮の余計な雑味を取り除いた原料を製粉し、そこからフスマを分離しています。このフスマは栄養価が高くいろいろなレシピに使っていただけます。また、強力粉に戻すことで、全粒粉にすることもできます。製粉の際に発生するフスマは製品と一緒にお送りしますので、ぜひ有効に活用されてください。

今回ご案内するのは、この挽きたて定期便でお届けする小麦粉をぜひ一度お試しいただきたいと思ったからです。

というのも、今の日本に流通する小麦粉はほとんどがロール挽き製粉で、細かいフスマ分をピュリファイヤーという機械で精密に分離した真っ白いものばかりですよね。そして、茶色い小麦粉は全粒粉ですが、これもロール挽き製粉で一度完全に分離したものを再度混合するような作り方をされています。

ベーカリスタのクラフト小麦粉は強力粉でも完全な白ではありません。製粉の過程で小麦粉の粒子と同じくらい細かくなったフスマは取り除かずにそのまま製品にします。実はその方が栄養価の面でも、香りや味わいの面でもプラスの効果があるんです。

強力粉を製造する過程で出来るフスマも一緒にセットでお届けします。フスマは通常廃棄されますが、シェフにとっては食材なはず。クッキーや焼き菓子、通常の強力粉と混ぜて全粒粉風のフスマパンなど試してみていただきたいです。