この土地の力を、
そのまま届ける。
シングルオリジン
オフイビラ源吾農場
有機栽培キタノカオリ
キタノカオリ小麦100% | 北海道本別町 | パン用 クラフト強力粉
STORY
製品開発ストーリー
名もなき先人たちの土地で、自然と真摯に向き合う小麦づくり
北海道十勝・本別町の「オフイビラ源吾農場」は、かつて名もなき先人たちが耕した土地に敬意を込めて名付けられました。四代目の篠江康孝さんは、その想いを受け継ぎながら、有機農業の道を歩んでいます。
外部資材に頼らず、町内の酪農家から譲り受けた堆肥や自家栽培の緑肥を活用し、自然の力を引き出す循環型の農業を実践。小麦・大豆などを組み合わせた3年サイクルの輪作体系で、地域の資源を活かしながら、土地そのものが育つような畑づくりを続けています。
そんな畑で育つのが、秋まき小麦「キタノカオリ」。もちもちとした食感とミルキーな甘みで人気を集めながらも、栽培の難しさから近年は生産者が減っています。
その中で篠江さんは、「自然と向き合い、この土地ならではの風味を届けたい」という想いで、手間を惜しまず有機栽培に挑み続けてきました。
名もなき先人たちの足跡に感謝しながら、次の世代へと“自然と人の関係をつなぐ農業”を伝えていく。その姿勢には、ベーカリスタが大切にしてきた“シングルオリジン小麦”の理念と通じる想いがあります。
土地と人の物語が息づくこのキタノカオリ小麦から、十勝の大地のぬくもりを感じてください。
INTERVIEW
生産者紹介
名もなき先人たちへの敬意
北海道十勝・本別町の負箙(オフイビラ)地区にある「オフイビラ源吾農場」。農場名には、記録に残らない“名もなき先人たち”への敬意が込められています。この土地の歴史を胸に、篠江康孝さんの農業は始まりました。
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- “跡を継いだだけ”からの出発
- 18歳で家業を継いだ篠江さん。最初は「流されて跡を継いだ」と振り返ります。40歳を過ぎ、「このままでいいのか」と心が動き始めたとき、有機農業への挑戦が静かに始まりました。
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- 転機となった出会い
- 転機は、有機農業に成功していた中川農場との出会い。「畑を見た瞬間、衝撃でした。堆肥も有機肥料も使わず、こんなに美しい。」有機農業とは“特別なことをする”のではなく、“自然の力を信じること”だと気づいた瞬間でした。
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- 自然と共に生きる畑づくり
- 小麦や大豆などを組み合わせた3年輪作体系を採用。「地域の資源を活用することに意味があると思います。乳牛の育成が盛んな本別で産出される堆肥を“環境負荷最小限”に投入しています。」作物を育てるのは土。季節ごとに表情を変える畑は、まるで生き物のようだと言います。
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- 地域とつながる農業
- 地域活動や町内行事にも積極的に参加し、「変わり者の農家」として少しずつ理解されるようになった篠江さん。今では、パン屋さんやお客様が直接農場を訪れる、“顔の見える農業”が広がっています。
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- 小さな仲間とともに
- 農場には、いつの間にか住み着いた野生のうさぎがいます。季節ごとに姿を見せたり隠れたりするその姿は、篠江さんにとって癒しの存在。「うちの“看板うさぎ”です」と、少し照れくさそうに笑います。自然と共にある日々は、思わぬ小さな出会いも運んできます。
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- 有機農業で、自給率を高めたい
- 「畑さえあれば生きていける。」その言葉には、日本の食料自給率を高めたいという想いが込められています。豊かな自然の恩恵を生かし、有機農業から日本の未来を変えたいと語ります。
名もなき未来へ
篠江さんの農場は、誰かに教えを請い、背中を押されながら育まれてきました。「オフイビラという地名がたとえ地図から消えてしまっても、自分がここで農業をしていた“記憶”は、誰かの中に残ってほしい。」名もなき先人たちの足跡を胸に刻み、未来に想いをつなぐ。篠江さんの挑戦は、今も静かに続いています。
> インタビュー記事全文はこちら(※ベーカリスタ・ブランドサイトが表示されます)
FEATURE
製品特徴
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- シングルオリジンのクラフト小麦粉
- これはただの小麦粉ではありません。単一農家さんが栽培した単一品種の小麦(=シングルオリジン)を100%使用し、小麦それぞれの魅力を最大限に引き出しました。
ベーカリスタの石臼製粉機による超低速製粉で、小麦本来の風味を逃がさず、丁寧に製粉。大量生産ではなく小ロットの製粉が可能にした、ベーカリスタのクラフト小麦粉です。
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- ベーカリスタ製粉工場のこだわり
- 国産の御影石(花崗岩)と男鹿石(安山岩)を使い分け、麦の性質に合わせて調整しながら、1時間に約2kgという超低速で製粉します。これにより、熱を発生させず、小麦の風味を最大限に引き出します。製粉機ごとに、1ロットごとに、職人の感覚と蓄積したデータを基に最適化し、ベストな製粉を行っています。
栄養価と風味を活かした製粉方法
現在、日本で流通している小麦粉のほとんどはロール挽き製粉による真っ白なものです。これは、細かいフスマ分をピュリファイヤーという機械で精密に分離しているためです。また全粒粉についてもロール挽き製粉で、一度完全に分離したものを再度混合するような作り方をされています。
一方、ベーカリスタのクラフト小麦粉は、強力粉でも完全な白ではありません。製粉の過程で、小麦粉の粒子と同じくらい細かくなったフスマを取り除かずにそのまま製品にしています。実はこの方が栄養価の面でも、香りや味わいの面でもプラスの効果があるのです。
シングルオリジン オフイビラ源吾農場 有機栽培キタノカオリ クラフト小麦粉
オフイビラ源吾農場(北海道本別町)で有機栽培された希少なキタノカオリ小麦を100%使用したパン用クラフト小麦粉です。
| 生産地 | 北海道 |
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| サイズ | 19kg / 10kg / 5kg / 2.5kg |
| 注意事項 |
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| ブランド | ベーカリスタ |
| 食品表示 |
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| お知らせ |
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